はじめに

 近年、我が国の児童虐待による死亡事例は0-3歳児が約5割を占め、なかでも0歳児のうち0-4ヶ月児が約7割を占めています。

 この年齢に多い虐待理由は「子どもが泣き止まない」ことへの不満や不安にあるといわれています。

 虐待する意図がなくても、イライラの結果乱暴な扱いで重篤な状況に陥るケースも報告されています。

 このような実状にもかかわらず、我が国では、親やこれから親になる次世代に対して、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)や、子どもの「泣き」についての理解を深める取り組みは少なく、実証的なプログラムはごく少数しかありません。

 そのため、本プロジェクト (ストップ・ザ・揺さぶられ症候群プロジェクト:SSPJ)は、乳幼児揺さぶられ症候群の予防啓発の普及を目的として活動しています。

 本サイトでは,支援者向けSBS予防のためのポイントを簡潔にまとめました。